『ファイナルファンタジー13』ようやくクリア
久々に予約して定価で買ったソフトです。
でも冬コミ前だったのでちょいと積みゲー(^_^;)
ようやく本日、クリアした次第です。
ファイナルファンタジーシリーズはもちろん1からやってますので仕様の変化が面白うございますね。
1,2,3,4,5,6,7,8,10−2,11、そしてこの13とプレイしていまして、やっぱり2と11が特殊ですね。いや、11はナンバリングタイトルとは言え、オンラインゲームですから比較しちゃダメなのかもしれませんが。
さて、この13ですが雰囲気は間違いなくファイナルファンタジーですけれど、7以降の近未来ファンタジーと申しましょうか、何とも不思議な世界観です。
鉄砲と剣が共存して鉄道が走り、飛行機が飛んでます。
それもえらい未来的なデザインで(^_^;)
かっこよくて、剣が振り回せて、もちろん鉄砲も撃てる。至れり尽くせりですね。
ここで「世界観がむちゃくちゃ」などと突っ込むのは野暮というもの。
これぞ、ファイナルファンタジー。
何もかもすべてがかっこよく、美しく、感動的。
しかも今回は“6”と同じく、特に主人公というものが決められていないようで6人の仲間それぞれがけっこう同じくらいの割合でストーリーに割り当てられています。
おかげでクール美人のお姉様ライトニングとワイルド美人のお姉様ファングと美少女ヴァニラでパーティーを組んでも何ら問題ありません。敵によって苦戦したりすることはありますが、ほぼ気合いで乗り切れます。
野郎キャラもなかなか魅力的です。おっさん、若者、少年とこちらは年齢層が別れていますが、それぞれにキャラクターの魅力は上手く描き出されていますね。
歴代のファイナルファンタジーで名脇役を演じているシドがおっさんじゃなくて、美青年になっていたのは驚きましたが、まぁ、問題ないでしょう。
いや、一つだけ気になってしまったことでもあるんですが・・・申しますまい。
ゲーム自体がとても面白かったのですから。
戦闘の難易度はなかなか手応えがあり、少し難しめですね。
スクウェアお得意というか、この辺、プレイヤーを信用しない姿勢と申しましょうか、とにかくキャラクターの能力にリミッターがかかっていて成長させてもかんたんにボスを倒せないようになっています。
工夫次第で乗り切れるんですが、コンピューターRPGで苦戦したのは何年ぶりでしょう?
邪神モッコスで有名になっちゃった『ゼノサーガ2』ですら、面堂だとは感じたものの難しいとは思わなかったんですが、このファイナルファンタジー13はきつうございましたね。
正直、ラスボス戦は攻略本を見ちゃいましたよ。
まぁ、夜も遅くなりそうだったので(汗)
とにかくストーリーをクリアしないと「次」に進めないんですよね。
この、『ファイナルファンタジー13』、今までと一番違うところはクリア後のお楽しみがたっぷりあることでしょうか。
そりゃ、さんざんリミッターかけてボス戦を苦労させたんですから、そのくらいあってもいいのです。
ラスボスを倒した後、キャラクターをさらに成長させてさらなる強敵と戦うことができます。
“オメガ”や“アルテマウェポン”はいるのでしょうか。今から楽しみです。
さて、クリアしての感想です。
まず「買い」か、「否」か。
買いでしょう。
主人公クラスのライトニングさんはクール美人のお姉様で、脇を固めるファングとヴァニラは事実上、百合☆
ファイナルファンタジーシリーズに百合っ娘がこうも堂々と出てくるとは珍しい。驚きました。
ゲームとしても終始、緊張感が維持され、攻略に頭を使います。それでいて適当プレイでもある程度何とかなる辺り、ゲームバランスは相変わらず絶妙ですね。
若干、難しめですが、RPG好きならそんなに困ることはないはずです。
世界もキャラクターも物語も非常に理想的で、かっこよく、美しく、感動的。この辺は良くも悪しくもファイナルファンタジーですね。因縁まみれのキャラクターで泥臭い物語が楽しみたかったら別のゲームを探すべきでしょう。
まぁ、正直、何もかも美しすぎて首をかしげることもありましたが・・・それを楽しむソフトですから。
いやぁ、お姉様はともかく、荒野も洞窟も廃墟も美しいのは「凄ぇ」の一言。
後、ファイナルファンタジーのくせに意外と自由度が高いのは驚きました。
一本道、一本道、言われてますが、パーティーの構成メンバーは自由に選べるので攻略の選択肢は多いんです。ストーリー上、各人の役割は固定してますが、ゲームの戦術上は自由なんですね。
つまり身を挺してヴァニラを守るファングに百合萌えする正道も、ファングを守ってボコられまくるライトニングに百合萌えするレアカップリングも想像次第ってことです。
やおい向けに衆道カップリングももちろん用意されていますが、8ほど露骨なやおい臭はありません。正直、8はそれでやる気が失せてしまったんですが、今回の男衆はなかなか男気もあって悪くない。物語として誰もが楽しめる内容です。
7のエアリスみたいにストーリー上、死んじゃうキャラもいませんし。
演出のグラフィック面はさすがの一言。
今後、PS3のゲームはこのFF13が基準になるんでしょうか。
楽しみなことです。
さて、ほめるばかりじゃなく、やっぱり不満も書いておきましょうか。
ウィザードリィっぽいコマンド入力じゃなくてアクティブタイムバトルの進化形なので、少し忙しのうございます。バトル画面のスピードは調整できるようですが、遅くしたら負けって感じがするんでしませんでしたよ。
後、飛空挺が出てきません(ToT)
広大な世界を秘腔邸で飛び回るのが楽しみだったんですが・・・・
シドが美青年になっちゃったんで飛空挺の整備みたいな泥臭い仕事はできなくなっちゃったんでしょうか。
まぁ、総じてとても面白いゲームであったことは間違いありません。
久々に歯ごたえのあるRPGでした。
皆さんも機会があったら是非ともプレイしてみてください。
インターネット時代に合わせてダウンロードコンテンツなんかも出てきそうですし、これは長く楽しめるソフトになりそうですね。